【物件探しの精度を上げるコツ】不動産会社に希望条件をどこまで伝えるべきか?

不動産業者に「なんとなく」で伝えていませんか?
サロンや店舗を出店するとき、最初の大きなハードルとなるのが物件探しです。
その際に多くの方が不動産業者に問い合わせをしますが、そこで「ざっくりと」で希望条件を伝えてしまうケースが意外と多いんです。
「業種と家賃とエリアさえ言えば、理想の物件を出してくれる」
「不動産業者はプロだから、自分のイメージを汲み取ってくれるはず」
…そんなふうに思っていませんか?(乱暴な表現ですみません)
実際、私もサロンを開業したばかりの頃は「自分の想いはきっと伝わっているはず」と思っていました。でも、出てきた物件がどうもしっくりこない。よくよく考えたら、自分の中にあるイメージをほとんど伝えていなかったのです。
なぜ希望条件を細かく伝える必要があるのか?
不動産業者は確かにプロですが、エスパーではありません。
「きっとこういう感じだろう」と推測して物件を紹介されても、それが本当に理想に近いかどうかは別の話です。
希望条件を具体的に伝えるメリット
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提案の精度が上がる
細かい要望を伝えることで、無駄な内見や候補外の物件に時間を割く必要がなくなります。 -
業者が“あなたのため”に動きやすくなる
信頼して情報を出してくれるお客様に対しては、業者も真剣度が高いと感じ、非公開物件や水面下の物件などより広くアンテナを張って物件探しをします。
私も経験上、業者に細かい条件を伝えたときの方がもちろん的確な物件が出てきました。逆に、曖昧に伝えたときほど「なんでこの物件なの?」と感じる提案が多かった気がします。(全てのサイトではないですが、物件情報会員サイトで全く関係ないエリアの物件情報が大量に送られてくるのも時間のロスを感じてました)
とはいえ「希望条件」ってどこまで言えばいいの?
「そんなに細かく言うと嫌がられない?」と不安になる方もいるかもしれません。
でも、実際は逆で、要望を具体的に伝えてくれるお客様ほど業者にとってありがたい存在なんです。
例えばサロン出店であれば、こんな条件が参考になります。
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席数や個室数のイメージ(必要なスペースの種類、また将来的にスタッフを増やしたいかなど)
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ベンチマークしている競合他社、イメージの近い競合他社など
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営業時間や音の出方(深夜営業したい、使用を検討している機械など)
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ターゲット層(駅周辺の繁華街、近隣の住宅地を狙うのか、オフィス街を狙うのか)
- お店のコンセプト(内装イメージ、ウリ、業界内での立ち位置)
思いつくことは何でも教えてほしいというのが、私個人の考えです。
不動産業者が提案できる物件の幅はぐっと変わります。
人生や会社の命運を左右する物件選びだからこそ
サロンや店舗の物件選びは、人生や会社の未来を左右する大きな選択です。
確かに条件を細かく伝えるのは少し手間がかかります。しかし、その手間を惜しまないことで効率的に物件探しもでき、不動産業者との信頼関係もより早く築くことができると思います。
希望条件をしっかり伝えることは、不動産業者との信頼関係をつくる第一歩でもあります。お互いの理解が深まれば、業者も“ただの物件紹介”ではなく、“あなたに合った未来の提案”ができるようになるはずです。
サロン賃貸+では、私自身がサロン運営を経験してきた立場だからこそ、開業者のリアルな悩みやこだわりを汲み取りながら物件探しをお手伝いしています。
お店探しは人生や事業の大きな分岐点。
だからこそ、「しっかりと希望を伝える」ことを大切にしてみてください。
そして、こんなこともあるので、サロン運営経験のある不動産業者「サロン賃貸+」に相談してみるのも、一つの選択肢です。